個人名刺のデザインをちょこちょこご依頼いただいています。

自分と同年代の人は特に
会社勤めとは別の副への意識が強くなってきており
その中でも、自分の場や企画を持つなど一歩踏み出している人は
“2枚目の名刺”を持ちたいと考える傾向にあるようです。

自分の強みを生かしたもの、自分が好きでやり続けられるものを仕事やライフワークにすべく、色々と試している人がの増加を、身の回りでも感じています。

個人名刺の良いところ

個人名刺の良いところは
見た目も内容も千差万別ということ。

会社名刺であれば
「電話番号は必要だよね」
「コンバージョン(最終目的)は問合せだよね」
など、ある程度のお決まりがありますが

個人名刺では
インパクト重視であれば、キャッチコピーと名前だけが載っていてもいいかもしれないし

コンバージョンも、セミナー勧誘のような具体的なものから、とりあえず仲良くなりたいくらい緩いものまで様々。

また形についても、正方形や楕円にするなど、必要であれば極端な特徴付けができるのも
小ロットで作る個人名刺だからこそできる遊びです。

でも、何でもありな個人名刺だからこそ
適当に作ると、コンセプトも何もないブレブレなデザインになってしまう…。
デザインの拠り所が必要です。

名刺づくりのコンセプト

「イベントへの勧誘」のような明確な目的がない場合
デザインの拠り所になるのは、その人の生き様。

名刺は、その人自身の分身となって出会った人たちの手元に残るものなので
配る本人の考え方や性格、見た目、大切にしたいことなどを
しっかりと表現している必要があるのです。

そのため、個人名刺のデザインを作る際には
企業名刺よりも更に色々な質問をします。

最初に見せた吉田さんの名刺でも

「自分の良いところはどんなところだと思いますか?」
「周囲の人からよく言われることってありますか?」
「今後、どんな人間になりたいですか?」
「名刺を受け取った人とどんな関係になりたいですか?」

など、色々な質問をさせていただき
色形や写真の有無・構図、載せる情報などを決めました。

例えば
●赤と青の2つの色は、彼のなりたい姿である「理性的な考え方とコミュニケーション能力を持ち合わせた人」を表現

●裏面の情報は、よりつっこんだ情報を載せてコミュニケーションの機会を増やす

など、その人ならではの工夫が可能です。

名刺は“作るプロセス”が大切

先ほど「名刺は生き様を表すもの」と言いましたが
正確には「2〜3年先の生き様を示すもの」であるべきだと思っています。

今目指している考え方や生き方へ到達するために
まずは、名刺という自分の分身から作り上げてみる。

自分のなりたいイメージを名刺を込めるためには
自分が現状どういう人間で、どうなっていきたいのか。また人とどんなコミュニケーションを取りたいのかを、ある程度はっきりさせなければいけません。

第三者である僕の質問を通して、名刺をつくるプロセスが自分自身を見つめなおす機会になるので
何か踏み出したいと思っていたり、何か現状に疑問を持つ人にとって、とても大切だと思うのです。

またブランドとは、周囲の人が勝手に意識していくものなので
うまくイメージを作り上げられれば、名刺を配る度に「なりたい姿=自分」が周囲の人へと定着していくはずです。

「形から入る」

自分はどうなりたいかの形を少しでもはっきりさせるために
名刺を作りのプロセスは、とても大切にしていただきたいと思います。