旅行で山口県へ来ていました。

駅舎に貼られている大量のポスター。横を通りすぎながら、ふと思いました。
沢山連なって貼られ過ぎていて、それぞれの内容が入ってこない!!!

ポスター1つ1つは、各観光地で熟考の上作り上げられたものだと思います。
でも、心込めて作られたデザインも、こうして並べられると通行人が情報を読み取るのは困難。
それどころか目線を向けすらしないため、「ほとんどただの壁」になってしまうのです。

これは、チラシでも名刺でもパンフレットでも、複数のものがまとめて扱われる場合同様です。

この「ほぼ壁」状態を抜け出すには
ターゲット・コンセプトを絞る」ことが一番簡単で有効的。
(もう1つ裏技もありますが、それは後ほど…)

つまり、「誰に」「何を」伝えたいのかをハッキリさせるということです。
さらに言うと「どうして欲しいか」まであると、上々です。

例えば、このポスター

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京都が持つ数多の魅力の中から、「屏風絵」というニッチなポイントに絞って紹介しています。

つまり、

  1. 日本画・屏風絵に興味がある人が思わず目を留める
  2. 「Kyoto」「京の冬」という言葉を見つける
  3. 観光ポスターであることがわかる

というプロセスで設計されているのです。

モデルの女性もそこそこ年上に見えることから、ターゲットは「日本分化・芸術好きな、40~50代」と思われます。

次に、こちらはどうでしょう?

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とにかく「蟹」!!!

食べものに特化!

  1. この冬、何か美味しいものを食べる旅をしたいな〜。海鮮とかいいな〜と思っている人が見る
  2. 鳥取の観光ポスターであることを知る
  3. キャンペーンでお得なことを知る

というプロセス。

キャラクターを使っていることや、「蟹取県」とシャレを入れていることから、若年層がターゲットだと思われます。


ターゲットの絞り方、なんとなくわかりましたでしょうか?
「そうは言っても伝えたいことがたくさんあるし・・・」と
思っている方には、人に例えると納得いただきやすいかもしれません。

例えば、次のようなシチュエーションを想像してください。

100人の人がごちゃごちゃといるパーティー会場。
知り合いもおらず、退屈しながら、なんとなく向けた視線の先に
めっっちゃタイプな美女またはイケメンがいたら…

もしくは

人気のラーメン屋に入るための行列。
自分の少し前に並ぶ人のバッグに、自分が大好きなアーティストのカンバッジがついていたら…

どちらの場合も、なんとなく目で追ってしまうのではないでしょうか?

好みのタイプも、好きなアーティストも人それぞれなので、気にならない人は同じものを見てもスルーです。

ただの人混みでしかありません。

でも、自分(=ターゲット)が気になる物事は、埋もれた中からでも見つけ出せるのです。


ターゲットを絞った上で人が思わず見てしまう、もうひとつの裏技。
それは、キャラクターやタレントを使うこと。

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写真自体が持つ最強の効果はまた別の機会で説明しますが
知ってるキャラクターやタレントは、やっぱり思わず見てしまうのです。

視線をキャッチした上で、そのキャラを好きな人がポスターのターゲットに近ければ、そのまま中身も見てくれる可能性は高いはずです!


認知されないものは、無いものと同じ
物や事を作る時に、大切にしている言葉です。
(数学界の言葉だそう…)

折角のポスター埋もれないように、ターゲットを絞ることをおすすめします!