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公開日:2023 / 12 / 20

不審者を見てブランディングの効果に気づいた話

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今日は「不審者を見てブランディングの効果に気づいた話」です。

今日、夕方に一瞬家に帰ってきたんですよ。その時に全然知らないおじさんがタブレット端末持って家の前にいてすごいびっくりして、何用なんだろうと思いビクビクしながら声を掛けようかと思った瞬間に、着てたジャケットの背中に、ZENRINってアルファベットで書いてあるのが見えて。ZENRINって日本地図とかを作ってるかなり大手な会社なんですけど。なんだZENRINさんかと、住所調べて どこに誰が住ん住んでるか どこに住宅があって人が住んでて どこは店舗で、みたいなのを調べてんだなと思って会釈だけして通りすぎたんですけど。後から考えてみるとその人がZENRINのジャケットを着てただけで大丈夫な人かどうかは全くわからなかったんですけど、それをみただけでめちゃくちゃ信用してしまったなっていうのを思い返しました。

そっからちょっと思ったのは、ロゴマークとか会社のブランド名みたいなものの効果ってこういうとこに現れるんだなっていうのを感じたんです。例えば、電力会社とかガス会社の名前が書いてあったとしてもなんかメンテナンス来たんだなぐらいで、ご苦労様ですとかって言って通りすぎてたと思うんですよ。これが何のロゴもないただのおじさんだったらちょっと怪しんでるし、なんか誤用ですか?って声かけてたと思うんです。でもそこにマークとか社名がついてるというたったそれだけでZENRINって地図の会社だよねって頭の中で想起され、ということはここで今してた怪しそうな行動はここに住宅があるということを確認し、人が住んでるんだなと、場合によっては名前まで確認してメモって、今後出てくる地図の正確性に反映してくださるんだろう、ありがとうぐらいまで、勝手に想像して 信頼して 感謝してしまうという。こんなことを一瞬で頭の中に想起させるっていうエネルギーパワーを持ってるものが、ロゴマークや社名、ブランド名みたいなものには宿ってるんだなっていうのをすごい実感として持ちました。例えば、簡単なとこで言うと黒い猫のマークのトラックを見れば運送業だなと 思うし、その辺の人に配達しに行ってんだなと思うぐらいでなんとも思わないですよね。

ロゴマークの相談とかもたまに受けてそのときによく言うんですけど、かっこいいロゴを作ったから それっぽいロゴを作ったから 自動的に信頼が生まれるというものでは決してなくて。ロゴマークや社名とかブランド名を、何度も何度も刷り込んで知ってもらう、 そして名前とか見た目だけではなくてどんなサービスをしている会社なのか、どんなことを活動している会社なのか、 何を大事にしている会社なのかを、知ってもらう努力を重ねることで、マークだったり、名前を聞いた時にサービスとか、何をしているのかっていうとこまで想起させるっていうことが可能なのかなと思います。

ロゴとか、 ブランド、サービス名を決めるとき1つは、わかりやすいとか伝わりやすいものを意識する。もしくは同業他社と見比べた時に違いが分かりやすくて特徴が現れることを意識する。そういう運用がすごく大事で、そのマークとかブランド名とともにどんなイメージをお客さんに持ってもらうのかっていうことを一緒に考えて運用していくっていうのがめちゃくちゃ大事かなと思います。ZENRINなんて名前 知らない人にとってはただアルファベットが書いてあるだけなので、今回僕の頭に生まれた信頼とか感謝ってものは全く生まれないですよね。でもやっぱりその社名を知ってるが故に、そういった信頼とか感謝っていうのがの生まれて瞬間的に勝手に連想されるてくるっていうものなので思いました。

こうやってロゴとか写メに関わらずです活動していく上で誰にどんなイメージを持ってもらいたいか、どのように持ってもらうといいか、どんなツールが必要かっていう順番で考えていくと、何事もうまくいきやすいかなと思います。

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